今回はNLPとはなんぞや、ということでNLPの用語をご紹介したいと思います。
今回ご紹介するNLP用語は「バックトラッキング」です。
バックトラッキングとは、相手の言った言葉を繰り返すことです。
日本語では「おうむ返し」とも云われますが、相手の言った言葉を
繰り返すことで「私はあなたの言葉を受け入れていますよ」
ということを相手に伝えるテクニックです。
バックトラッキングは主に下記の3種類に分類されます。
(1.)おうむ返しのように、相手の言葉をそのまま返す
(2.)ポイントを要約して言い返す
(3.)キーワードを使って、言い返す
相手の言葉を繰り返すことによって、相手の潜在意識に親密感を持たせ、
ミラーリングやページングと同様に一体感を持たせることで相手の言葉を
しっかりと受容しているということを伝えるテクニックです。
ただし、相手の言葉を繰り返すことは相手の言ったことに対して「同意」する
ことだけではありません。相手と自分が同意見の場合も有効なテクニックですが、
違う意見を持っている場合にも、まずはバックトラッキングをすることによって
相手の意見を受け止めたことを伝えてから、自分の意見を言うとアサーティブ
な感じになります。
普段の会話でもうなずくだけでなく、キーワードを入れて返事を返すと
コミュニケーションがスムーズになると思います。このようにバックトラッキングは、
ラポール形成には欠かせない重要なテクニックです。