NLPがコミュニケーション心理学の一分野であることは以前にもご紹介しました。
今回はそのコミュニケーションにおける一大変革ともいえるインターネット上のコミュニケーションについて考えてみましょう。
まず、インターネット上のコミュニケーションということを少し分類しておきましょう。
電子メールやスカイプに代表されるテレビ電話などは既存のコミュニケーションツールがインターネット上で再設計されたものです。コミュニケーションの方法としてはさほど新しいものではなく、今までのツールの進化版といえるものです。
次に日本のインターネットにおける一台分かともいえる『匿名』が基本のネット掲示板などのコミュニケーションです。昔から、匿名で怪文書やビラが団体内や会社内でばら撒くことがありましたが、それに似たような行為です。攻撃性が強く、自分は匿名のままで個人攻撃されないようにして他社を誹謗中傷するといった行為。アジテーションやプロバガンダのようなもので、コミュニケーションと呼べるものではありません。
最後に新たなムーヴメントとして起こりつつあるのが、ソーシャルメディアと呼ばれるコミュニケーションスタイルです。インターネット上であらゆる人がネットで結ばれ、実名であらゆる意見、情報が双方向に網の目上につながっていくコミュニケーション方法です。
同じインターネットを介したコミュニケーションですが、こちらのほうは攻撃性が弱く、相手の意見を聞く”傾聴”の雰囲気がありますね。NLPのコミュニケーションテクニックが使えるかもしれません。